
超音波溶着により、主としてPP(ポリプロピレン)・PE(ポリエチレン)など、硬質のプラスチックを溶着加工するときに使用される。
超音波溶着とは、電気エネルギーを振動子で機械的振動エネルギーに変換し、それをホーンと呼ばれる共鳴体を通して素材に伝え、その振動エネルギーによる発熱で溶着する方法である。たとえば20kHzの電気信号を発振器から振動子へ伝達する場合、振動子は一秒間に2万回振動する。それにより発生する強い分子間の摩擦熱により、素材はその溶融温度まで瞬時に上昇し、1秒ほどで溶着できる。
〇メリット
・消費電力が安い
・接着の強度が強い
・加工にかかる時間が短い(溶着サイクルが早い)

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